「キミはね、組織ではやっていけない人間だよ」

インターン先の課長に、バッサリ言われました。

15年前のことです。

いま思えば、当たり前でした。

専攻していた化学の勉強はしていても、
それ以外の対人能力は皆無だったのです。

・挨拶できない
・雑談できない
・人の目を見て話せない
・相手の気持ちを理解できない
・だから、自分の想いは伝わらない

一言でいえば、一緒にいて気持ちの良くない人でした。

能力がそこそこで、コミュニケーションがだめだめな私を欲しがる会社なんてありません。

大学卒業して、フリーターになった私は当時アルバイトをしていた学習塾の会社に就職。

思っていた人生のレールとの違いに戸惑う暇もなく、目の前の仕事でいっぱいいっぱい。

そんな私を一番苦しめたのが、『自分の想いが伝わらない』ことでした。

子どもには泣かれ、無視され、
スタッフには反発をくらい、
保護者さんからのクレーム。

すべては自分の責任とはいえ、それ抱えられるほどの能力も精神性もありません。もちろん、仕事の成果も中の下。

休みの日はパチンコ行って、ダラダラ過ごして、もはや教育者のカケラもなし。お金がなくなり、早朝に宅配便のバイトを始めるも、そこの社員と揉めるありさま。

完全にクスぶっていました。

そんな私が変わるきっかけは、些細なことでした。

「わぁ〜、先生の説明、すっごくわかりやすいね!」
「ありがとうございます!気持ちがスッキリしました!」

口下手で説明下手な私でも、慕ってくれる子ども、頼ってくれる保護者さんがいたのです。

最初のうちは、特に気にしていませんでした。嬉しいという気持ちはあるが、それを表現することができない。照れが半分、戸惑いが半分です。

そんな気持ちのなか、ふと頭の中に『一つの問い』が浮かびました。

『基本、伝わらない。
でも、たま〜に伝わるときがある。
この違いは、、、何なのだろう?』

化学の研究をしていた頃の、血が騒ぎ出した瞬間でした。

この日から、一つの実験が始まりました。

テーマは『どうしたら自分の想いは伝わるのか?』です。

毎日、A4のコピー用紙20枚に伝えたいことを書きなぐりました。毎回の授業や面談で伝え方を変えてみました。

思考と改善の繰り返しです。

すると面白いもので、人とコミュニケーションを取ることが楽しくなってきました。

あれから、15年。

今では、企業のコンサルティングや研修を任され、PTAや先生方に教育講演をし、セミナー講師の育成にも携わるようになりました。

伝えることが苦手だった人間が、伝えることを仕事としています。人生、わからないものです。

そういえば、『どうしたら自分の想いは伝わるのか?』の実験ですが、15年たった今でも終わっていません。現在進行形で、取り組んでいます。

どうせやるなら、同じことで悩んでいる人にシェアしようと講座化し始めました。実験の途中結果をシェアする場です。昨年は大人数でやることが多かったですが、今年からは少人数にしました。

正直、根っこのコミュ障は残っています(笑)
少人数の方が、気楽にやれますからね。

4月28日は大阪で、5月7日は名古屋でやります。毎回、半数以上は初対面の方ですので、お気軽にご参加ください。

詳細・申込はこちらです。
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図解と発問を使って伝え上手になる方法