自走とは何か?
自立と自走の違い
自走とは何でしょうか?よく似た言葉に『自立』があります。
つまり、自立は初めからゴールが明確に決まっているケース。例えば、新入社員研修やマナー研修といった、まずできるようにしたいことがある場合です。一通りの仕事ができるようになってくれば、自立したと認めることができます。アルバイトが一連の仕事を覚えるのも自立です。
それに対し、自走はそこから先の話です。基本的な業務はできるようになったが、ここから先どうするかが決まっていないケース。例えば、中堅やリーダー、幹部候補などです。自分で考えて、課題発見・解決ができる人を育てるのが自走です。
自走教育とは正解のない教育
自立と自走をさらにシンプルに定義づけると、こうなります。
自立は、ゴールや手段(正解)が明確な教育。
自走は、ゴールや手段(正解)を考えさせる教育。
ここで考えてみてください。この2つの教育のやり方や考え方は同じでしょうか?答えは、NOです。全く違います。業務を身につけさせるための教育だけを続けていると、「指示されたことしかできない」「自分で深く考えることができない」「責任のある仕事はやりたくない」といった
正解が見えない時代だからこそ、自分たちで考えて実行できる人材を育てることが求められています。